「 悪い子どもなんて、いないんだ。 」

フラナガン神父の理念 を もとに

 キリスト教精神に則り、かけがえのない生命の誕生を祝福し、家族に代わって、また家族と共に、乳幼児の健やかな生育を促すことを基本としています。

 保育士、看護師、心理士、栄養士のほか、家庭支援専門相談員、里親支援専門相談員等様々な専門性を持つスタッフが協働し、こどもたちが家庭的な安定した環境の中で健やかに育つよう、個別の発達状況やケースに沿った支援を行っています。

 開放的かつ一室空間型を採用した自然の陽の光や風が感じられる明るい居室で、こどもたちは毎日のびのびと生活しています。

設置認可
昭和42年9月1日
定員
20名
院長
宮本 由紀
養育形態
縦割り保育による小グループケア

少年の町乳児院の特色


 20人定員を4つのグループにわけて出来るだけ少人数で養育し、こども一人に担当者が1名つく個別担当制をとっています。保育士を初めとした各専門職が一人ひとりを大切に個々のニーズに合わせてチームで支援を行っています。
 グループの構成は乳児(0~1歳)1グループ、幼児は1~4歳児の縦割り3グループとなっており、こども同士の育ち合いと担当者との愛着を大切に、毎日送る日々の暮らしが家庭的な温かいものであるよう努めています。
 また、保育だけでなく、家族との面会・外泊等を通して、できる限り早期の家庭復帰を支援することや、家庭復帰を望めない場合、里親への委託を検討するなど、積極的にこどもたちを家庭に繋ぐ取り組みも行っています。
 退所後には、乳児院がこどもたちが暮らしてきたもう一つの家として、何か困った時やレスパイトの為にアフターケアとしてデイサービスやショートステイの利用を促し、保護者を支援しています。また、家庭訪問などを通してこどもの様子を確認したり、育児の相談に乗るなどの支援も行っています。

乳児院は、児童福祉法第41条によって定められた施設です。

児童福祉法第37条
乳児院は、乳児(保健上、安定した生活環境の確保その他の理由により特に必要のある場合には、幼児を含む。)を入院させて、これを養育し、あわせて退院した者について相談その他の援助を行うことを目的とする施設とする。